super_muchiko’s blog

ズボラ新米ママの記録

赤ちゃんが胎便吸引症候群になった話2

出産2日前

前駆陣痛が来ており不定期な間隔でお腹が痛かったです。10分間隔でお腹の痛みが来るようなら病院へ連絡して下さいとの事でしたが、一日中陣痛アプリを使って時間を測っていましたが10分間隔にはなりませんでした。その日の夜はお腹の痛みに耐える事と時間を計ることでいっぱいであまり寝れずに朝を迎えました。

 

出産前日

本陣痛が来ないまま入院となりました。前区陣痛がずっと続いておりお腹が痛く歩くのも一苦労でした。

この日は夫が休みを取ってくれたので送迎してもらいました。入院日から2日後までに自然分娩出来なければ帝王切開になるとのお話を2人で受けました。

帝王切開の場合のリスクなどを説明され、同意書のサインを何枚も書きました。説明後夫とは別れ、体重測定をし心電図をとりました。お腹が痛くて歩くのと横になるのが大変でした。その為車椅子で移動していました。さらに私はGBSという細菌が陽性になっていたので点滴をしました。夕方トイレに入った時気分が悪くなり嘔吐しそうになりました。ここで吐いたらマズイと思い、必死に深呼吸をしたり息を止めたりして吐き気を逃しました。

トイレから出てお腹が痛いことを伝え、NSTをしました。陣痛の感覚が短くなってきているとのことで分娩室へ移動になりました。夕方分娩室に入り、朝まで痛みと戦いました。痛すぎて何度も何度もナースコールを鳴らしました。赤ちゃんの頭が斜めになっているのでクッションを足に挟んで横を向いて寝るといいよと夜中2時頃に言われ、横を向いて痛みに耐えました。看護師さんには寝れる時に寝ないと体力持たないよと言われたのですが寝れることが出来ずに朝を迎えました。

 

出産当日

朝8時頃、医師が診察に来ました。

子宮口は6センチ、促進剤を使って進めましょうと言われ促進剤を打つことになりました。

12時頃に本陣痛が始まり痛みが本格的になりました。痛くて私は騒いでいました。笑

助産師さんから少し離れるね!と言われたときは、すぐ戻ってきてくださいねと泣きながら叫びました。笑

13時30分頃子宮口は全開になり赤ちゃんも降りてきて、いきむだけになりました。

5回くらい、いきんだ気がします。次出なかったら会陰切開しますと言われ、切開をした後の13時48分に男の子を出産しました。

 

赤ちゃんが出てきた時、ドラマとかでは赤ちゃんの鳴き声が部屋に響き渡るイメージがあったのですが、私は息子の泣き声に少し違和感を感じました。声が低く、大きな声で泣かず、喉に何か詰まっているようなガラガラした声をしていました。看護師さんが口にマスクをあて、呼吸を整える処置をしていました。

なにか違和感と嫌な予感がして大丈夫だよねと何度も心で繰り返しました。その時会陰切開されたところを縫合されていたのですが、その感覚がわからないくらい横で処置されている赤ちゃんが気になって仕方がありませんでした。その後あわただしくなり小児科の医師がきて赤ちゃんを連れて行きました。助産師さんには大丈夫だよと声をかけてもらっていたので落ち着いていることが出来ていました。分娩室で30分ほど休んだ後、NICUの医師がきて紙を渡され説明がありました。

赤ちゃんは胎便吸引症候群です。今の状態はかなり危険です。まだ確定なことは分かりませんが、最悪死に至る可能性もありますと言われました。

何が何だかわからず頭が真っ白になりました。

さらに、この病院で置いてある機械では完璧な処置ができないので違う病院へ緊急搬送をします、転院先の病院へご主人へ行っていただき手続きしてくださいと言われました。

すぐに夫へ連絡し仕事を途中で抜けてもらい、緊急搬送先の病院へ向かってもらいました。

 

搬送される前に顔を見れますとの事だったので、NICUに車椅子で連れて行ってもらい息子に会いに行きました。そこにいたのは沢山の管で繋がれた息子でした。処置をした時に暴れるとのことで眠らされていました。口にも管が通っており、目の前で起きている状況が現実なのかわからないくらいなにも考えることが出来ませんでした。息子にかける言葉も見つかりませんでした。

その後私は部屋に戻り、今起きている事が信じられず涙も出る余裕がありませんでした。同じ部屋の人は赤ちゃんと一緒にいるのに私はいない、本当に今何が起きているのかわからなくなっていました。

緊急搬送先の病院へ行ってくれた夫からの連絡を待っていました。

 

続きは次の記事に書きます!

赤ちゃんが胎便吸引症候群になった話

こんにちは!はじめまして。

私は1月に第一子となる男の子を出産しました。

予定日から12日過ぎての出産でした。

タイトルにもあるように、赤ちゃんが出てくる時に何ならかのストレスを感じてしまい自分の排泄物を飲み込んでしまうという胎便吸引症候群を発症し、生まれてすぐにNIGUへ入院となりました。

出産した病院は大きい総合病院だったのですが、そこで置いている機械では対応仕切れないとのことで、違う病院へ緊急搬送されました。カンガルーケアも赤ちゃんの顔もよく見ないまま離れ離れになってしまいました。

この経験を記録に残したいのと、同じ胎便吸引症候群を体験した方への力になれたらと思っています。

私自身、赤ちゃんの病名を聞いた日の夜「胎便吸引症候群」でたくさん検索をしました。

しかし原因や発症確率ばかりが検索結果として出てきて実際に体験した人のお話や詳しい情報が全く見つかりませんでした。検索しても意味ないと思っていても気づいたら探していました。

 

息子も10ヶ月になり、落ち着いてきたので出産時のことを詳しくお話ししていけたらなと思います。